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王子 リンク集

王子(おうじ)は、王の子弟として出生し王位の継承権を有するが、まだ王として即位してはいない男子のこと。またはその称号。また転じて日本の神仏の名にも用いられ(王子#王子信仰)、そこから派生して日本の各地に地名として点在している(王子#地名の王子)。また、琉球の位階のひとつ。

王の子弟という意味での「王子」は中世が武家社会であった日本ではなじみがなく(かろうじて相当しそうなのが「若」である。『若さま侍捕物手帖』など)、「プリンス」の訳語として「シンデレラ」や「白雪姫」に登場する王子、また「眠れる森の美女」のフィリップ王子など、西洋のおとぎ話を通じて定着した層がある。そのため、日本では「若い」「眉目秀麗」「凛々しい」「気品がある」「爽やかな笑顔(雰囲気)」といった、「貴公子」同様の観点で用いられ、双方の意味が混同した結果、ニックネームの一部として使用されることがある。 2006年、夏の甲子園大会にて連日一人で投げ抜き早稲田実業高校を初優勝に導いた斎藤佑樹投手が、マウンド上で上品にハンカチで顔の汗を拭いたことが話題になり、その端正な顔立ちと爽やかさも相まって「ハンカチ王子」というニックネームでフィーバーを巻き起こすほどの国民的人気者になった。 翌年2007年には、男子プロゴルフツアーのマンシングウェアオープン KSBカップにて世界最年少の15歳で優勝した石川遼が、その爽やかな笑顔から「ハニカミ王子」というニックネームで同様に人気者に。ハニカミ王子はこの年の新語・流行語大賞を受賞。 この二人に共通することは、見た目の爽やかさはもちろん、その実力だけでなくその人間性までもが世間の多くの人から認められ、かつ丁寧な言葉遣いをし、特に中高年からは「息子にしたい」と思わせるようなキャラクターを持ち合わせていることである。 これ以降、スポーツ選手はもとより様々な分野で活躍する若くて爽やかな男性に「〜王子」というニックネームが付けられるようになった。 女性週刊誌などでもイギリスのウィリアム王子、ヘンリー王子、オランダのウィレム王子、スペインのフェリペ王子、デンマークのフレゼリク王子などを「イケメン王子」として取り上げても、徳仁親王や文仁親王、年配者であるイギリスのチャールズ王子を取り上げることは少ない。 追っかけも参照。 これ以前には前述のように貴公子が用いられていた。“ニットの貴公子、広瀬光治”が好例である。

日本には古来、本宮と呼ばれる神社の主神からその子供の神として分かれでた神格を祀ったり、巫女的な性格をもつ母神とその子神をあわせて祀る信仰があり、これを若宮(わかみや)あるいは御子神(みこがみ)と呼んでいた。のちに仏教と神道の習合が進むと、仏教の神格のひとつで、図像では仏に顧従する児童の姿で表現される「童子」が若宮と習合され、王子と呼ばれた。また、王子をまつる社(やしろ)も王子とよばれることがある。 このような習合が顕著だったのは熊野権現信仰においてであり、平安時代の末期に熊野十二所権現のうちの五柱である五所王子と呼ばれる神々が信仰されるようになった。そのひとつである若王子(にゃくおうじ)あるいは若一王子(にゃくいちおうじ)は少年あるいは少女の姿であらわされる神で、全国の熊野信仰において熊野権現を勧請する際に、多くの場合この神が祀られた。 また同じ時期には祇園社の牛頭天王や日吉大社の山王権現の眷属神として王子の姿をした八柱の神格である八王子権現があらわれ、病気を払う力をもった霊威あらたかな神として広く信仰された。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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